内科病棟は、どこの病院でも比較的病床数の多いところです。それは、内科疾患で入院する患者が多いためです。
その内科疾患も、既に診断名が付き治療のために入院してくる患者と、診断を付けるために検査入院する患者もいます。また糖尿病や高血圧などの場合、生活習慣を改めるため教育入院という形を取る場合もあります。

入院してくる患者層も、成人から老人まで幅広い年齢層になります。そのため、看護師はその患者に臨機応変に対応しなくてはなりません。

単に業務をこなすというだけでなく、患者の訴えや症状を疾患に結び付けられるような知識が必要です。また、自分が情報収集したことを、正しく分析してフィードバックするという能力も必要とされます。

内科の看護師になるためには、経験が必要です。経験を重ねるほど様々な症例に出会うことができ、自分の知識として身に付けることができるためです。
解剖生理や疾患を勉強しただけでは理解できないことも多い内科疾患ですが、経験を積むことで理解できるようになるでしょう。そのため内科病棟を経験した看護師は、幅広い知識を持っているという意味で即戦力になり、転職にも有利に働きます。

内科病棟の看護師には常に勉強が求められ、知識をつけること、また分析して判断する能力を身に付けることが必要とされますが、それは看護師にとって必要不可欠なものです。より多くの疾患に出会えるので、看護師として多大な知識を身に付けるチャンスを得ることができます。